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2017.07.22
Komiža(コミジャ)3日目。
この大好きな街を去る時がやってきました。
Komiža(コミジャ)→Vis(ヴィス)→Split(スプリット)の各時刻表
私の滞在しているコミジャはVis島にある町なのですが、フェリーが発着するのは島の反対側の「Vis」という町。
フェリーの時刻に合わせて、島内をコミジャ⇔Visのバスが走っています。
私の泊まったアパートには、フェリーとバスの時刻表が置いてあります。
▼Vis⇔Splitのフェリー(約2時間20分)
▼Vis⇔(Hvar)⇔(Milna)⇔Splitのカタマラン船(約1時間25分~2時間5分)
▼コミジャ→Visのバス(約30分)
▼Vis→コミジャのバス(約30分)
私は、
11:00コミジャ発のバスに乗りVisへ
12:00Vis発のフェリーに乗り、14:20スプリット着
で行くことにしました。
コミジャに住みたい
まずは朝ごはん。
切っただけの簡単カプレーゼもどき。
この写真を撮った時は、コミジャを去る悲しさで胸がいっぱいでした。。
食べ終わったら、生ごみなどを捨てに、港の端のゴミステーションへ。
最後なので、少し散歩します。
何度みても大好きなこの景色。
港と古い町と山。
もうここを去るのかと思うと、辛くてたまりません。
アパートに戻り、パッキング。
メールしておいたチェックアウトの時間10:30きっかりに、部屋のドアがノックされました。
ドアを開けるとアパートのオーナー。
ここで私は、ダメ元できいてみることにしました。
「もしも知っていたら教えてほしいんだけど」と切り出すと、すごく真剣な顔つきになって話を聞いてくれました。
私はコミジャが大好き
なぜなら古くて小さなとても美しい町だから
だから私はここに住みたい
何か方法はないか、もし知っていたら教えてほしい
外国人ができる仕事は何かないか
みたいなことを、下手くそな英語で一生懸命話しました。
すると、オーナーは教えてくれました。
コミジャはとても季節的な町で、夏は観光客がたくさんくるが、冬はこない。
なので、オーナー含め町の人達は、夏の半年間はコミジャに住み、冬の半年間はスプリットに戻ると。
つまり、1年中コミジャで仕事を得るのは不可能。
そうなのか・・・
ここでもうひと押し聞いてみました。
じゃあ、夏の間だけでも外国人が働ける仕事はないか。
すると、「コミジャにある仕事は、アパート、レストラン、掃除くらい。アパートとレストランは英語が必須だよ。仕事をみつけるのはとても難しい。」と。
そうか・・・
さらにしつこく質問。
じゃあ、長期滞在の方法は何かないか。
すると、「滞在する時期と期間が決まったら、連絡して。レンタルアパートがないか周りの人達に聞いてあげるから」と。
うえ~ん、ありがとう。。(´д⊂)
ここでもう私の英語力が限界を迎え(あとさすがにもうしつこいので)、この話は終わりにしました。
「冬休みはあるの?」とか「この後はどこに行くの?すぐ日本に帰るの?」とか話しながら、オーナーが荷物を入口まで運んでくれました。
本当に親切なオーナー。
最後にもう一度お礼を言って、アパートを後にしました。
Komiža(コミジャ) →Vis(ヴィス)→Split(スプリット)
予定通り11:00のバスに乗り、島の反対側の町Visへ。
もうここからはコミジャがどんどん遠ざかる一方です。
約30分でVisに到着。
バスを降りて車道を渡ると、フェリーのチケット売り場があります。
バスを降りたらあたりを見回して、この「JADROLINIJA」の看板を探せばOK。
去年9月に来た時は並ばずに買えたチケットですが、今年はハイシーズンの7月。
15分位並びました。
ようやく順番がきて、チケット売り場の中に入れます。
無事チケットを購入し、フェリーに乗り込みます。
約2時間20分の船旅です。
みるみる遠ざかっていくVis島。
悲しくて悲しくて、そしてこのクロアチア旅で本当にたくさんの人に助けてもらい親切にしてもらった嬉しさがどんどんこみ上げてきて、そんな場所から去らなければならない切なさ、色々な感情で苦しくてたまりません。
どうしたらいいのか分からず、スマホのメモに思いのたけを書いて過ごしました。
▼その時のメモを後で記事にしたのがこちら
Split(スプリット)→Zagreb(ザグレブ)
思いのたけをメモに残し、多少気がまぎれたところで、フェリーはスプリットに到着。
次はバスでザグレブへ向かいます。
チケット売り場はバスターミナルにあるので、すぐにわかります。
スプリット→ザグレブは、バスで約5時間。
ルートによってはそれ以上かかります。
▼時刻はこちらで確認できます
AK SPLIT Online :: Timetable :: Departures from Split
途中サービスエリアのようなところで1回(15分)休憩があります。
「それとそれください」という感じで伝えて注文する形式。
奥には売店もあります。
ポークとポテトとオレジジュース。
休憩が15分しかないので、結構バタバタで食べました。
またバスに乗り込み、ザグレブ到着。
もう日没前になっていました。
ザグレブまで戻ってきてしまうと、すっかり都会。
コミジャのある、ダルマチア地方の雰囲気はもうありません。
悲しくて苦しいです。
アパートに向かいます。
クロアチア到着初日に泊まったのと同じアパートを、最終日も予約していました。
▼アパートはこちら
ちなみに初日は、なんとアパート側の都合で、シングルルームからダブルルームへ無償で変更となったラッキー体験をしました。
アパートに着くと、オーナーが出迎えてくれました。
「これが本当のあなたの部屋だよ 笑」と笑いながら案内してくれました。
予約した本来のシングルルーム。
思ったよりも広いです。
そして綺麗。
水周りも広くて清潔。
ダブルルームと変わらない広さな気がします。
ついに明日はクロアチアを離れます。
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